王道を走り続けるバンド、ANTHEM再結成後の２枚目となるアルバム。シングル収録曲「LADY JADE」を超える曲があるのか、というのが個人的に気になっていたが、超えるとまではいかないまでも、それと同等の感動を味わえる名曲「DEMON'S RIDE」が、その心配を拭い去ってくれた。　アルバム全体的な出来も良く、曲順もよく考えてあると思う。え？！坂本英三の英語の発音が悪いって？そんな細かいことはシャウトで切り抜けるのだぁ！

何と言っても、このアルバムにおけるメインは「LIFE GOES ON」だ！　ANTHEM流の様式美とも言える名曲で、イントロを聴いただけで拳を突き上げたくなります。勿論、他にも、シングルでお披露目済みの３曲など良い曲が多数。しかし、アルバム終盤にヘヴィな曲が多いため、ノリの良い前半に比べてテンションがや落ちてしまうかな。ラストにヘヴィな曲を２曲続けるよりも、ありがちな構成かもしれないけど、「SOUL CRY」をアルバムラストにした方が、分かり易いアルバムになったのでは･･･と思います。

再結成後も、アルバムそしてライヴと快進撃を続けるANTHEM。今回は20周年で一区切りした後の、新たなるスタートを飾る１枚。シングルの�@�B、初期ANTHEMを意識した”Freewheel Burning”な�Aなどハードな曲がかなり多く、今のANTHEMの勢いを分かりやすく表現してます。メロディアスな�Iも、アルバム終盤の要として光ってます。でも、このジャケットはあんまり好きじゃないです（笑）
オススメ度：★★★★

既に色々なところで語られているので、今更ですが、今回はかなりメロディアスな部分に軸をあわせた新作です。冒頭からエンジン全開で飛ばしてます。激しく勢いのあるA面（�@〜�C）から、バラードの�Dを境にB面はちょっとテンポを落として聴かせていく構成のため、後半が少し弱い印象もあるけど、全体的にはオススメです！　清水のギターも多彩で聴かせどころが多いです。ソロでは�Cが好き。
オススメ度：★★★★

前作と同様、アルバム冒頭にアップテンポな曲が立て続けに配置されてます。以下、特に気になった曲の一言メモです。キーボード（高浜裕輔）のリフが印象的な�@「The Sign」で幕を開けるので、一瞬、「えっ？」っていう感じになるけど、なかなか良い曲です。続くメロディアスな王道�A「Contagious」は、このアルバムでは一番好きな曲（古臭いとかは無しでお願いします）。�E「Wayfarning Man」でのレインボーなソロはご愛嬌（＾＾）　�Fのインストは何となく「ドラキュラ・バトル」を思い出しました！
オススメ度：★★★＋

レーベル移籍に伴い、バンドロゴも変わりました！　これまで以上にメロディアスな楽曲が揃っていて、何度も聴いて良さが分かってくると言うタイプではなく、聴いた瞬間に耳に残る分かりやすいメロディが心地いいです。とはいえ、決して軟弱になった訳ではなく、これまでのANTHEMの持つパワーも全開です。最近のアルバムの中では、私は今作が一番好きかも。いわゆる捨て曲も無く、どの曲も良いですが、特に�A�E�Jが好きです。
オススメ度：★★★★

不動と思われた再結成後のヴォーカル、坂本英三が脱退。そして、後任は森川之雄。80年代と同様の異動となりました。そういう意味では不安はまったく無かったですが・・・。どの曲もANTHEMそのもので、時折、坂本英三が歌っているかのような錯覚に陥ることも。アルバム全編、キラーチューンになるクオリティです。唯一、私的にはインストは不要だったかな。そして、再結成後初の広島公演も実現。嬉しい限りです。
オススメ度：★★★★

森川之雄が復帰して2枚目となるアルバム。正直なところ地味な印象・・・。勿論、“HEAVY METAL ANTHEM”といえる内容なのに、飛びぬけた何かが無い感じです。何となく「NO SMOKE WITHOUT FIRE」を初めて聴いたときと同じような印象を受けました。楽曲ではアルバム最初の2曲と最後の2曲が好き。ここ数作、ジャケットが似たような感じで面白味が無いので、次作では思わずジャケ買いしたくなるようなアートワークでお願いします！
オススメ度：★★★＋

とにかく、清水昭雄のギターが良いです。弾きまくってます。楽曲も�@�A�Bと怒涛のスタートダッシュ、ヘヴィな�Cを挟んで、再び�Dで加速していく流れも良い感じです。ラスト2曲の�Iは「Wayfaring Man」、�Jは「On And On」の英語バージョンでのリメイク。悪くないけど、「NUCLEUS」に収録されるのが正解だったと思います。さらに付け加えるなら、どちらかというとANTHEMは日本語歌詞の方が良いかなぁ。･･･と細かく気になる点はあるけど、“POWER METAL 戒厳令”いまだ発令中の力作です！
オススメ度：★★★★

20周年企画シリーズのライヴで、内容は説明不要でしょう。1st〜3rdまでのアルバムをライヴで完全再現した３夜を収録（あ、説明しちゃった！）　２枚目の「TIGHTROPE」編が一番良かったです。�@�Aの流れがライヴ向けなのと、曲自体も好きだったので、こればっかり聴いてました。「ANTHEM」編では、英三の懐かしい「オン・ドラムス、MAD大内！」も聞けて言うこと無し。ANTHEM万歳。
オススメ度：★★★★

アルバム完全再現ライヴを収録した2枚組。今回は、森川之雄が歌っていたアルバム「GYPSY WAYS」「HUNTING TIME」の再現ライヴなので、坂本英三によって再構築される名曲群が聴きどころ。そして、それを違和感なく堂々と歌い上げる様は圧巻の一言。いきなり1曲目の「Gypsy Ways」でミスしても、その後のMCでネタにしつつ、スリリングに和ませる（笑）のも彼ならでは。もちろん、「NO SMOKE〜」「DOMESTIC〜」再現もありますよね？　期待してますよー！
オススメ度：★★★＋

25周年の時に発表された、プロローグ・シリーズ続編の「NO SMOKE〜」と「DOMESTIC BOOTY」の完全再現ライヴ、そして、ANTHEM主催イベント「HEADSTRONG FES」でのライヴの計3枚と、ドキュメンタリーDVDからなる30周年記念BOX。勿論、森川之雄は素晴らしく、文句は全くないけど、再現ライヴは全アルバムを坂本英三で完結出来なかったのが残念。「HEADSTRONG FES」は他の出演バンドも2曲ずつ収録。キイチが不在とはいえSABBRABELLSは嬉しいー。映像も収録して欲しかったです。
オススメ度：★★★＋