島 紀史（Gt/CONCERTO MOON）を師とするMashiro（Gt）と、元KNIGHTS OF ROUND他のVocchang（Vo）により2016年に結成されたバンドの初音源。上記に出て来た2バンドの好きな人は勿論、メロディアスでネオクラシカルな要素のあるHMが好きならば、きっと楽しめるはず。代表曲といえる疾走曲�@、リフで押してくるANTHEM風な�Aという構成。2曲とも歌詞は日本語です。
オススメ度：★★★★

期待の新鋭ネオクラシカル様式美バンド、待望の1stアルバム。島紀史（Gt）の弟子という先入観も手伝って、初期CONCERTO MOONで聴けるようなフレーズも多く出てきます。でも正直なところ、今のCONCERTO MOONよりもこっちの方が私は好きかも・・・。大仰でコテコテな様式美ではないですが、勢いがあって、聴いていて気持ち良いです。おすすめ。
オススメ度：★★★★

力強いリフで幕を開ける王道ジャパメタ・ナンバーが気持ち良いです。続く�A、疾走する�Bといった流れで前半部分でかなり惹きつけられるのですが、王道にとどまらないバラエティさを出している�E以降の中盤がちょっと弱い感じです。終盤はまた盛り返すので、もう少し曲順を変えると良かったかなぁと思ったりします。余談ですが、最後の曲の終わり方がイングヴェイの「Rising Force」です。
オススメ度：★★★＋

1stで私好みの王道ジャパニーズHRを聴かせてくれた新鋭バンドの2ndアルバム。今作も前作同様の安定した内容です。歌詞の最後「Don't stop the rock !!」のシャウトへの流れが素晴らしい王道HR�@で幕開け、Gソロがいい感じの�A、ノリの良い�Bと続き、中盤でキャッチーな曲が出てきて、終盤で再びハードになる構成も前作と似た感じかな。�@�A�Iが好き。日本語歌詞を女性Voがキャッチーに歌うHRが好きならおすすめです。
オススメ度：★★★★

スラッシュメタル・バンドのMURDIENAが音楽性を変え、生まれ変わった新バンドの初音源。スラッシュメタル色は無く、全曲、AC/DC ＋ NWOBHMといった楽曲です。歌詞は日本語。私の好み的には可も無く、不可も無くでしたが、時折、耳を惹くリフやメロディを聴かせてくれるギターが良い感じです（各曲に付けられた微妙なセンスの邦題も・・・）。　“メィニアックメタルヘッズ”向け。
オススメ度：★★★

元エックスの沢田大司が在籍したことで知られるヘヴィロック・バンド。Ｖｏは元ＳＨＡＮＤＹ（８０年代後期〜９０年代に活動していたアメリカンなＨＲをプレイするバンドで、ＬＡでもライヴを行った）のＹＡＺＺで、味のある声を披露している。本作は「ＭＯＤＥＲＮ−ＳＩＤＥ」との同時発売なのだが、この「ＴＲＡＤＩＴＩＯＮＡＬ−ＳＩＤＥ」で既に十分、私にとってはモダンでした（笑）　どの曲も、ヘヴィなバックにメロディが絡む辺り（特に１曲目「ＴＥＮ−ＥＩＧＨＴＹ」は◎）はカッコイイと思うのだけど・・・と思う保守的な私であった。

FASTKILLの伊東昭博（G）と、女性ヴォーカルTAKAによる80年代正統派メタル・バンド（ユニット？）の1stミニが、フィンランドのレーベルからの輸入盤で発表されました。FASTKILLのギターの人ということで、最初はスラッシーな音楽性かと思ってましたが、NWOBHM的な実に正統派なメタルです（歌詞は全曲日本語）。�Bは初期のIRON MAIDENかと思いました。デモテープの曲をボーナストラック追加にして、日本盤が出るといいなぁ。
オススメ度：★★★★

名古屋拠点で活動している女性Vo、クランのソロ・プロジェクトでのシングル。日本語歌詞によるシンフォニック・メタルです。メロスピな�@、ゴシックな�Aの2曲収録。シングルで全2曲という事で、勢いで聴かせている部分もあるので、フルレンスでの楽曲バリエーションが気になります。ハイトーンも安定していて、今後に期待できそう。
オススメ度：★★★＋

昨年のシングルがなかなか良かったクラン（Vo）のソロ・プロジェクト、待望の1stフル・アルバムです。私的には期待通りの部分もあれば、そうでない部分もあるといった感じです。楽曲にバリエーションがあり、最後まで飽きさせない所はよくできているけど、全体としては前シングルでの印象を越えていないかな。�B�H�Iが好きな曲で、陰陽座っぽい�Iが特に良かったです。

オススメ度：★★★＋

女性Vo、クランによるプロジェクトの2曲収録のシングル。外部ライター（それなりに知名度のある人みたいです・・・）による�@が打ち込み色が強い感じで、少し期待外れでしたが、ギターソロはいい感じ。�Aはドコドコ疾走するメタル曲でこちらはまずまず。これまでの音源と比べると、私の好みからはちょっと離れたかも。アニメ系イラストのジャケットは�@の曲の雰囲気には合ってるかな？
オススメ度：★★★

配信（と、CD-R）で1曲ずつ販売されていた楽曲をまとめた音源集です。既発曲のピアノ・バージョン�@で静かにスタートしますが、�A、�BとゲストVoによるデス声をフィーチュアしたラウドな曲が続きます。（�Aはクランが在籍していたarakiahというバンドのセルフカバー）　後半はハード・テイストだけどキャッチーな�C、ヘヴィな�D、メロディアスハードな�Eといった感じ。この後半の�D�Eが良かったです。
オススメ度：★★★

ゴシックやシンフォニックだったり、アニソン風だったり、デスヴォイスをフィーチュアしてみたりと作品ごとにバリエーションのある女性ヴォーカリスト、クランのソロ・プロジェクトですが、今作はメロスピ〜シンフォニック系がメインです。Voの声質や歌い方に好き嫌いがありそうだけど、楽曲はなかなか良いです。�D�Fは過去作からの新録バージョン。
オススメ度：★★★＋

ゲームメーカー、セガ所属の瀬上 純(Gt)と、HARDLINEのJohnny Gioeli(Vo)によるCRUSH 40の20周年ベストアルバム。キャッチーなアメリカンHRで、関連のゲームを知らない私も充分楽しめました。既発曲に加えて、2018年の新曲「Call Me Crazy」もあります。DVDにはMV、過去のライヴ映像を収録。画質の粗いもの、ワンカメ撮影のもの等、色々だけど、映像として残っているのは嬉しいです。同時期にリリースされたHARDLINEの新作「Life」もお勧めです。
オススメ度：★★★＋

関西をメインに活動するメロディアスHRバンドの3枚目。正統派HRで、なおかつ非常に聴きやすい楽曲は他の同種の若手バンドを一歩リードしていて、今後も楽しみです。曲によっては時折、ビーイング系っぽく（B'zみたいな感じに）なってしまうけど、それはそれで、メディア露出の仕方次第ではファン層拡大のきっかけにもなるかも？　でもやっぱり引き続き�Aや�B、�Hのような正統派HRで攻めて欲しいな。
オススメ度：★★★★

話題性では文句なしのメンバーによるCYCLONE、デビューアルバムです。クラシカルなインスト＋女性ソプラノのコーラスと申し分ない序曲�@、そして疾走感溢れる�Aといい感じなんですが・・・やっぱり五十嵐久勝（ex-NOVELA）のあの独特の声が、清水保光（ex-HELLEN）の創り出す様式美にはうまく融合していない気がします。もっとパワフルでメタルなシンガーが歌えば名盤になったかも・・・。惜しいな。�Iは清水保光が90年代初めにいたバンドPLANET EARTHの2nd（未発表）用に当時準備していた曲で、締めにふさわしい名曲。
オススメ度：★★★＋

HELLENのアルバム再発が権利関係で出来なかった為に企画されたもので、代替案とはいえ、貴重な音源ばかりです。その「清水保光ワークス」第1弾は、CYCLONE。2011年にデモCD-Rとして販売されたものがリマスターされてます。Voは、アンジー（NOVELA）の後任として在籍していたベルギー出身のJ.C.Duvivier。様式美テイストなメロディアスでキャッチーな楽曲で、時にインストに続く�Aが好き。是非、「LAW FLIGHT」等、他のCYCLONE音源・映像も復刻してほしいです。
オススメ度：★★★★